バナナペーパーって何?

バナナの茎からとれた繊維

バナナペーパーとは、よく木に間違われるバナナの茎から採取した繊維を主原料とするとてもエコで環境に優しい紙のコトです。
バナナの寿命は1年間。実をつけている茎は収穫すると二度と実をつけない。

などの理由から通常はバナナの茎は収穫後に廃棄されます。
また破棄にも大変な労力がかかってしまいます。

破棄されたバナナの茎

破棄されたバナナの茎

このバナナ繊維を再利用することで、
森林資源の節約や廃棄物の削減に貢献するプロジェクトがバナナフルです。

バナナペーパーに使われる繊維は、この部分(バナナの茎)を使用します。

バナナペーパーに使われる繊維は、この部分(バナナの茎)を使用します。

また、バナナの茎は1年以内に再生するため、持続可能な資源としても注目されています。

バナナの茎から繊維を抽出

バナナの茎から繊維を採取

バナナペーパーの収穫・製造は、フィリピンのミンダナオ島と、首都マニラから北に車で3時間のクラークで行われており、バナナフルは現地の雇用創出や貧困問題の解決にも寄与しています。
これらは子どもの教育支援など、社会的な側面でも大きな意義を持っています。

また、バナナペーパーは和紙のような独特の風合いを持ち、名刺や包装紙、パンフレット、はがき、カレンダーなど、さまざまな用途で利用されています。
その質感と高級感から、エコフレンドリーな素材として注目を集めています。

バナナペーパーで作ったメッセージカード

バナナペーパーで作ったメッセージカード

また、バナナフルでは紙(バナナぺ-パー)だけでは無くて、バナナの繊維でコースターや照明デザインなど色々なものを手掛けています。

さらに、バナナペーパーの使用は、森林保護や野生動物の生息地の保全にもつながります。
世界では毎年、日本の国土面積の約4分の1にあたる広さの森林が失われており、バナナペーパーの利用はこの問題への対策の一環として期待されています。