バナナ繊維だけじゃない、バナナ皮の再利用方法

100%バナナペーパー

バナナフルで作っている、バナナペーパーの繊維も元々は捨てるはずだった茎の繊維を再利用しています。

それではバナナの実を包む皮もごみとして捨てる前に再利用できることがあれば実践した方がいいのではと思い具体例を探してみました。

1. 肥料としての活用

バナナの皮は、カリウムやリンなどの栄養素を豊富に含んでおり、植物の成長を促進します。皮を細かく刻んで土に混ぜることで、天然の肥料として利用できます。

また、皮を水に浸して作る液肥も効果的です。
(容器にバナナの皮と浸るほどの水を入れてふたをし、発酵させて希釈5〜10倍にすれば完成)

皮に含まれる栄養素が水に溶け出し、植物の成長をサポートする茶色い液肥になります。

2. 料理への活用

意外かもしれませんが、バナナの皮は食材としても利用できます。例えば、カレーに加えたり、揚げ物にしたりすることで、新たな味わいを楽しめます。実際に、バナナの皮を使ったレシピが多数存在します。

また、バナナの皮には「フィシン」と呼ばれるたんぱく質分解酵素が含まれており、固いお肉を柔らかくしてくれる効果があるので、牛肉や鳥むな肉などのステーキを焼くときに最適です。

3. 革製品や銀製品の磨き

バナナの皮の内側は、革製品や銀製品の汚れを落とし、光沢を取り戻すのに役立ちます。

バナナの皮には、ポリフェノールの一種である「タンニン」が含まれており、皮の内側で優しく擦った後、柔らかい布で拭き取ると効果的です。

4. 美容ケア

バナナの皮は、美容ケアにも利用できます。例えば、皮の内側を顔に当てて15分ほど置くことで、肌が柔らかくなり、輝きを増すとされています。これは、皮に含まれる抗酸化物質やビタミンが肌に良い影響を与えるためです。

5. 虫刺されやかゆみの緩和

バナナの皮の内側を虫刺されの箇所に当てると、かゆみや炎症を和らげる効果があるとされています。これは、皮に含まれるアストリンゼンという抗炎症作用の成分が肌を鎮静化させるためです。

6. 歯のホワイトニング

バナナの皮の内側を歯に擦ることで、歯の表面の汚れを取り除き、ホワイトニング効果が期待できます。これは、皮に含まれるカリウムやマグネシウムが歯のエナメル質に作用するためです。

これらの方法を試す際は、バナナの皮をよく洗い、農薬や汚れを取り除くことが重要です。また、食用にする場合は、オーガニックのバナナを選ぶとより安全です。

 

バナナの皮を再利用することで、廃棄物を減らし、日常生活に役立てることができます。ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。